端唄「夕暮れ」は花街の祇園東と宮川町で歌詞が少し違ってます
鴨川の床に続く座敷で、叶久さんに「夕暮れ」を舞ってもらいました。 あまりにも歌詞がピッタリだったので調べてみました。 さすが祇園東、上手に替え歌になってました。
Updated Date : 2019-06-20 16:13:13
Author ✎ Kyoto Culture
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祇園東の「夕暮れ」
祇園東 叶久さん
舞は「夕暮れ」 会場は鴨川の床
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夕暮れ(端唄)             <歌詞>       夕暮に 眺め見渡す 鴨川や    月に風情を 東山       木陰も揺らぐ 川床(かわゆか)に   アレ 鳥が鳴く 鳥の名も         都に名所が あるわいな
元の歌詞「夕暮」 宮川町では、こちらの歌詞です
夕暮             <歌詞>       夕暮に 眺め見渡す 隅田川    月に風情を 待乳山       帆上げた船が 見ゆるぞえ    アレ 鳥が鳴く 鳥の名も         都に名所が あるわいな                                 <解説> 待乳山から見た夕暮れ時の隅田川の風情をほのかに詠ったもの。 小唄では五本の指に入る人気曲の一つである。 待乳山: 待乳山聖天あるいは聖天の周囲を指す地名。 現在の東京都台東区浅草七丁目付近にあたり、元来小高い丘を成していた。
夕暮
http://w3.kcua.ac.jp/jtm/archives/resarc/kamigatazashikiuta/index.html この音源は故・井澤壽治氏による、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター2000年度特別研究、2001年度委託研究「上方座敷歌の研究」の成果物(音源・歌詞・解釈)をデジタル...
小唄と端唄の違い
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端唄は江戸時代からの流行歌、小唄は粋な座敷唄。三味線との関係でいえば、端唄は三味線を弾くのに撥(ばち)を使う撥弾きで、小唄は爪(つま)弾き。
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