石と水の物語(No.10)~焼き刃の水 『伏見稲荷大社』
伏見稲荷大社の境内にある「焼き刃の水」は、摂社・御劔社(みつるぎしゃ)の左手にある伝説上の井戸で、この水は三条小鍛冶宗近が名刀「小狐丸」を鍛えた際に、稲荷山の埴土と共に焼き刃に用いたとされる御神水である。 「注」「焼き刃の水」とは、日本刀の焼き入れ工程で、高温に熱した刀身の冷却を助ける水のこと。
Updated Date : 2025-09-12 12:38:26
Author ✎ 京都再発見
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焼き刃の井戸
*「焼刃の水」を使うと、良い作品が生まれるといわれ、昔から鍛冶屋はここへ参拝して水を持ち帰ったという。 *三条宗近は実在の刀匠で、粟田神社の境内に住んでいた由。名刀「子狐丸」は刀を打つ時に、童子に化けた稲荷大神の神使の白狐が相槌を打ったとの伝説がある。 *ゆかりの地 相槌稲荷神社、花山稲荷神社など。
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御剣社、伏見稲荷大社境内
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