謎の伯清稲荷大明神  『天塚古墳と蚕ノ社』
久方ぶりに秦氏ゆかりの蚕の社・正式名は木嶋坐天照御魂神社(このしまにいますあまてるみたまじんじゃ)を訪れて全く驚いた。天塚古墳の石室に祀られているはずの稲荷大明神が当社内に鎮座していたからだ。聞けば神官もその理由はわからないとのこと。調べてみるとどうも天塚古墳内にあった伯清稲荷大明神を(~つづく)
Updated Date : 2021-10-26 19:52:16
Author ✎ 京都再発見
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石室調査(明治20年)の際に蚕の社に移管したところ、約10年後某女性に「本来の場所に戻してほしい」との夢告があったことから、もとの古墳内に戻したという。祀られている伯(白)清稲荷大明神はどちらも神格化の雰囲気があり、いずれが本体かの見極めがつきにくいほど鎮座の形も酷似している。だが注意してみると両稲荷大明神の頭文字が異なっている点が相違点といえようか(天塚古墳→伯、蚕の社→白)。
「天塚古墳」の伯清稲荷大明神の祭壇
右京区太秦松本町 石室の地下構造になっている。
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「木嶋坐天照御魂神社」の白清稲荷大明神の祭壇
右京区太秦森ヶ前町 石室の半地下の構造になっている。
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蚕の社
35.0119357
135.7129565
0
0
0
17
35.0119357,135.7129565,0,0,0

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天塚古墳
35.00702844081354
135.71209112182262
0
0
0
17
35.00702844081354,135.71209112182262,0,0,0
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