無駄な感動!  『二つのエピソード』
徒然草(第236段)に出てくるエピソードと似た体験談をひとつ。 徒然草は神社の狛犬が題材だが、こちらは寺院のお地蔵さんが主人公である。 前者は亀岡の出雲大神宮。参拝の一行の中で聖海上人が社殿の獅子と狛犬が背中合わせで後ろ向きに立っている珍しい光景を見て感動し、さぞかし深い訳があるに違いないと・・・
Updated Date : 2020-03-14 20:54:40
Author ✎ 京都再発見
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神官を呼んでいわれを尋ねたところ、神官いわく「それなのです。いたずらな子供のしでかしたことで、けしからぬことです」といって獅子・狛犬を置き直して立ち去った。 一方、後者は林光院(相国寺の塔頭)。写真の通り巨岩の上に立ち並ぶ五体の小さなお地蔵さん。その由来を電話で聞けばなんと同じ、子供のいたずらという落ちが用意されていたという次第である。
岩石の上のプチお地蔵さん
お寺に電話でお地蔵さんの由来を尋ねると、「はて何もないはず?!さては子供のいたずらでは」との答え。
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出雲大神宮の神殿の獅子と狛犬
日本の三大随筆の一つといわれる兼好法師の「徒然草」の第236段に登場している。
OpenMatome

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出雲大神宮
35.05949418577794
135.57857576623067
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35.05949418577794,135.57857576623067,0,0,0
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