「六道の辻の井戸」の伝説に思う 「六道珍皇寺」
小野篁が六道珍皇寺に伝わる「冥途通いの井戸」から現世と冥界を行き来したという伝説は有名である。だが往路の入口は良しとしても、帰路の出口とされる「黄泉がえりの井戸」が平成23年に当寺の旧境内地から発見されたという話はやや出来すぎの感がしないでもない(筆者は嵯峨にあった福正寺説を支持したい)。
Updated Date : 2019-11-09 12:03:35
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嵯峨の福正寺は明治時代に廃寺となったために現在は清凉寺(嵯峨釈迦堂)境内にある嵯峨薬師寺に合併されている。
昭和35年に冥界からの出口と伝えられる七つの井戸が福正寺跡とみられる薮の中から発見されたが,その後埋め立てられたため現在井戸は残っていない。所詮は伝説の域を出ないので、ことの真偽を論ずるまでもないかも知れないが、知見あらばご教示を願いたい。
古くからある「冥途通いの井戸」
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新しく発見されたという「黄泉がえりの井戸」
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六道珍皇寺の庭
左の奥に古くからの「冥途通いの井戸」があり、更に東奥に近年発見されたという「黄泉がえりの井戸」がある。
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