絵画のスタディ〜宋元仏画 『国立京都博物館』
ただいま開催中の、東アジアにおける仏教絵画の最高峰とされる、中国の「宋元仏画」の特別展を見学した。 日本の水墨画史の基点の一つといわれる牧谿(もっけい)の「観音猿鶴図」(国宝)に関心度が集まったが、そのほかでは私的に梁楷筆の「出山観音図」(国宝)などが印象的だった。
Updated Date : 2025-11-07 16:56:41
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宋元仏画(会期11月16日まで)
宋元仏画(そうげんぶつが)とは、中国の宋と元の時代に制作された仏教絵画を指す。
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以下の写真は公式図録から「観音猿鶴図」①猿
観音と猿と鶴を三幅にした構成。
真ん中の観音は、岩の上に坐って白い衣をまとった姿。
右には、松の木の上で子猿を抱いた母猿。左には、竹林の中で鳴く鶴が描かれてる。
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出山釈迦図「梁楷(りょうかい)筆」
修行を終えた釈迦が山を下る場面には、悟りの境地に達しきれずに悩み、苦しむ人間味のある釈迦の姿が描かれていて興味深い。
ふと、一休禅師の戸陀(しだ)寺でのハンガーストライキのことが思い浮かんだ。(この内容は次回のブログでご紹介の予定です)。
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