すごい画家がいた!『自適の人・有道佐一』~最新刊から
「知る人ぞ知る」、世間には隠れたすごい人物がいるものだ。どことなく風貌が文豪・川端康成を彷彿とさせる画家・有道佐一は京都府綾部市出身で、現代アートの巨匠ジャコメッティを虜にさせたという傑物。その全貌を読みやすく説いた標題の新刊書に興味をそそられ、「没後40年の回顧展」(京セラ美術館)に足を運んだ。
Updated Date : 2024-08-06 21:21:41
この記事のシェアをお願いします。☺
巨匠ジャコメッティに評価されても、中央画壇や小磯良平などの誘いを断り、ひたすら自分の心の声だけに耳を傾けて、カンバスに向かい「これでもか、これでもか」と丹波の自然を描き続けたという。 確かに丹後方面から綾部市に向かう地道を車で走行していると、車窓から眺める山のたたずまいには魅了されるものがある。タイムリーな新刊書「自適の人・有道佐一」のご一読をお勧めしたい。
自適の人・有道佐一
著者 蒲田正樹
発行所 (株)飯塚書店
書籍「自適の人・有道佐一」は会場の受付と美術館のショップでも販売中ですが、実は著者は私の甥なのです。
OpenMatome
没後40年「有道佐一回顧展」会場より
会期 8月6日(火)~8月18日(日)
場所 京都市京セラ美術館(本館 南回廊2階)
展示内容 油絵、水彩画、水墨画(日本、パリ)など142点
OpenMatome
この記事のシェアをお願いします。☺
関連記事
秘境・奥只見の旅~湖上遊覧 『魚沼市の観光名所』 | |
花手水シリーズ(No31)~飾り花 『大河ドラマ館・大津』 | |
フォト俳句(809) 『トロッコ列車新緑の風木曽路かな』 | |
さくらがいの花なび(No.75)~百日紅 『雑草庵』 | |
街角の点描(No.93)~柿の実のハロウイン 『石山寺の近くの茶房』 |