五色八重散り椿~開花近し~ 『地蔵院(椿寺)』
地蔵院は「五色八重散り椿」が有名で「椿寺」の名前で親しまれている。いま蕾が大きく膨らみ開花は近い。薄桃色、白、赤、絞りなどに咲き分けるこの椿は、花ごと落ちずに花びらが一枚づつ散るのが特徴である。加藤清正が朝鮮から持ち帰り、北野大茶湯のときに豊臣秀吉から当寺に献木されたという。
Updated Date : 2024-04-05 17:52:39
Author ✎ 京都再発見
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椿のほかにも五劫思惟阿弥陀如来像(ごこうしゅいあみだにょらいぞう)、忠臣蔵の天野屋利兵衛の墓、鍬形地蔵なども見逃せない。 五劫思惟阿弥陀如来像は例年正月三が日に公開。金戒光明寺や百万遍知恩寺のような石像ではなく木像の仏像で、智福院(永観堂の塔頭)とともに京都では希少価値のある秘仏である。 アフロヘアーのように見える螺髪は気の遠くなるほど長時間考え続けたという姿を表す。
山門
正面の奥に見えるのが五色八重散り椿、開花は近い(2024年3月8日)。
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山門の内側に咲く椿
撮影日(2024年3月8日)
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本尊の五劫思惟阿弥陀如来像(ごこうしゅいあみだにょらいぞう)
五劫とは一説には二十一億六千万年のこと。アフロヘアーのように見える螺髪は果てしなく長時間考え続けた姿という(絵葉書から)。
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北区大将軍川端町
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