ゆったりとしたひと時に浸れる 『慈受院(薄雲御所)』
通常は非公開で、春秋の短い期間のみ公開している尼門跡寺院。室町第四代将軍足利義持の正室・日野栄子によって創建された。十数年ぶりに訪れて認識を改めたのは、ゆったりとした座敷と庭の空間である。過去の記憶では狭いスペースとあわただしい拝観だった。「自分供養」と名付けたご住職の思いが反映されているようだ。
Updated Date : 2022-12-10 16:09:25
Author ✎ 京都再発見
この記事のシェアをお願いします。☺

~秋の特別公開は12月11日まで~。 一服のお茶を頂きながら贅沢な時を過ごし、拝観できた調度品など主なものは以下の通り。 ①後陽成天皇より下賜された毘沙門天像 ②日野栄子の衣と数珠、長持(室町時代) ③光明皇后の髪を横糸として織られたお経 ④秀吉直筆の書状 ⑤秀頼の産湯の桶など
目覚めの窓のひとつ
丸窓が2つ並び、目が開いたように見える。
OpenMatome
金木犀
美智子皇后が好きな花に選ばれた。
OpenMatome
慈しみの庭と出世石
庭の右側の楠の木の根方にある石は秀吉が座って瞑想したと伝えられる。
OpenMatome

 大きな地図を表示
慈受院(薄雲御所)
35.034187342069494
135.7520898152143
0
0
0
18
35.034187342069494,135.7520898152143,0,0,0
この記事のシェアをお願いします。☺


関連記事

「広辞苑」の編者・新村 出博士の『重山文庫』を訪ねて
源氏物語ゆかり(No.27)~「桃山光源氏の供養塔」 『上善寺』
神になった人々(その17)~安倍晴明 『晴明神社』
食堂(No.69)~ゆどうふなど 『五右衛門茶屋』
花手水シリーズ(No32)~飾り花 『THE GENERAL KYOTO』