日本武道の殿堂・「旧武徳殿』の見どころ
平安神宮の西北に位置する「旧武徳殿」は遷都1100年を記念して設立の大日本武徳会によって明治32(1899)年に造営されたものである。落成以来,数多の真剣勝負が繰り広げられた風格のある佇まいは国の重要文化財に指定されている。現在は京都市武道センターとして武道の競技大会などに活用されているが(続く)
Updated Date : 2021-03-22 17:29:24
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ここで見過ごせないのは西側の入口を入った左手にある埋蔵文化財の「井戸」である。京都市武道センターの建設工事に先立つ発掘調査で発見されたものだが、この付近は平安時代末期に造営された六勝寺の跡地で井戸からも当時の土器や瓦が出土していることである。
訪問日の競技会のひとこま(2021年3月20日撮影)
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埋蔵文化財「六勝寺跡の井戸」(桜馬場通側の入口を入り左側)
井戸枠は上部が石、下部が木で作られ石組は上に行くほど口が開いたラッパ状になっている。
「注」六勝寺とは法勝寺,最勝寺、尊勝寺、円勝寺,成勝寺、延勝寺と「勝」のつく六寺院の総称
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旧武徳殿の正面玄関と薫風句碑
”風薫る左文右武の学舎跡”(俳人・鈴鹿野風呂は文科教授として赴任して廃校時の最後の校長を務めた)。
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旧武徳殿の内部(2021年3月20日撮影)
当日に行われていた競技会の来賓や審査員などの姿が見える。
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京都市武道センター
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