街角の点描(~その13) ことわざ「栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し」
栴檀(せんだん)の木の枝にムクドリが羽を休めている。標題のことわざを示唆するかのように二羽(双葉)で・・。栴檀は発芽の頃から香気があることから、大成する人は子供のころから器量が他と異なるというたとえ。 思うに学問の神社(天満宮)の境内にこの木を植樹すれば勧学につながるのではなかろうか(本文へ)
Updated Date : 2021-01-14 20:40:31
Author ✎ 京都再発見
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何故ならば中京区の天満宮で栴檀の実になぞらえたような木の実が絵馬代わりに樹木にぶら下がっているのを目にしたからだ(写真下)。 小生の好きな漢詩に「少年老いやすく学成りがたし、一寸の光陰軽んずべからず。未だ覚めず 池塘春草 ( ちとうしゅんそう ) の夢、 階前 ( かいぜん ) の 梧葉 ( ごよう ) すでに秋声」がある。 若い時はうつろいやすく、学問を成すことは難しい。 僅かな時間さえも軽んじてはいけないの意。 まこと凡人であっても努力次第で天才と肩を並べることができるのだ。(つい教訓じみた話になってしまった)。
栴檀(せんだん)の木とムクドリ
栴檀(せんだん)の花は初夏(5月ごろ)に薄紫の美しい花を咲かせて香もよい。ことわざは、本来的には熱帯アジア産のビヤクダン(白檀)を語ったものである。
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栴檀(せんだん)の実
上・中の写真はいずれも山科川の遊歩道で撮影。
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錦天満宮の人工的な「大願梅の樹」
願い紙に「入試合格」などの願い事を記し、木栓で封をして「大願梅の樹」に奉納する。 たまたま栴檀の実に似ているようにも見える。
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山科川
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