人生100年時代「リンダ・グラットンさん」マルチステージの人生を!
人生100年時代
「有形資産」だけでなく「無形資産」についても人生戦略を立てること。
1)「生産性資産」仕事に役立つスキルや知識など
2)「活力資産」健康、友人、愛など
3)「変身資産」人生の途中で新ステージへの移行を成功させる意思と能力
大切なこと「時間の質(quality of time)」
Updated Date : 2017-10-07 16:17:00
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リンダ・グラットンさんプロフィール
Lynda Gratton - Wikipedia
Lynda Gratton (born February 1955) a British organizational theorist, consultant, and Professor of Management Practice at London Business School and the founder of the Hot Spots Movement, known for her work on organisational behaviour.
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。
2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」では2003年以降、毎回ランキング入りを果たしている。
フィナンシャルタイムズ紙「次の10年で最も大きな変化を生み出しうるビジネス思想家」、英タイムズ紙「世界のトップ15ビジネス思想家」などに選出。邦訳されベストセラーとなった『ワーク・シフト』(2013年ビジネス書大賞受賞)などの著作があり、20を超える言語に翻訳されている。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/100-22_3.php
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
100歳時代の戦略的人生設計書。
●人生はより長く、健康になる。
●エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。
●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事
●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。
●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。
●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。
●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。
●各人のアイデンティティが変わっていく。
【目 次】
日本語版への序文
序 章 100年ライフ
第1章 長い生涯――長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
終 章 変革への課題
【人生100年時代】
●「有形資産」だけでなく「無形資産」についても人生戦略を立てていくこと。
1)「生産性資産」仕事に役立つスキルや知識など
2)「活力資産」健康、友人、愛など
3)「変身資産」人生の途中で、新ステージへの移行を成功させる意思と能力
◆大切なのは「時間の質(quality of time)」
●人生のステージは「3ステージ」から「マルチステージ」へと移行
・3ステージの人生は崩壊する。
フルタイムの教育、フルタイムの仕事、フルタイムの老後という3つの期間で成り立つ人生を3ステージの人生と呼ぶがこのパターンが崩壊
・マルチステージの人生へ
1)探検者のステージ
100歳まで生きるとなれば、世界を探検したり、自分自身をより深く知りたくなったり、新しい働き方を模索したりしたくなる。
長生きして、生きる時間が何千時間も増えるならば、その一部を探検に当ててもよい。
2)インディペンデント・プロデューサーのステージ
AIやロボティクス、UberやAirbnbも使用しているその他のプラットフォームのおかげで、スモールビジネスは始めやすく、グローバル市場にも出ていきやすくなっている。
3)ポートフォリオ・ワーカーのステージ
『ライフ・シフト』では、週3日働き、週2日は地域貢献をする、孫や子の世話をする、あるいは何か好きなことをするーフルタイムではなくこういう働き方をする人をポートフォリオ・ワーカーと呼ぶ。
人生の1ステージとして設けてみてもよい。
4)移行期のステージ
グラットン氏は「変革を遂げた人たちは、なんらかの「移行期」を経ている」という。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
*下流民か、自由民か。地球規模で人生は二極分化する*
2025年、私たちはどんなふうに働いているだろうか?
「漫然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が待ち受け、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生がある。どちらの人生になるかは、〈ワーク・シフト〉できるか否かにかかっている。
働き方が変わる! 〈5つのトレンド〉
●テクノロジーの発展
●グローバル化
●人口構成の変化と長寿化
●個人、家族、社会の変化
●エネルギーと環境問題
働き方を変える! 〈3つのシフト〉
●ゼネラリスト→連続スペシャリスト
●孤独な競争→みんなでイノベーション
●金儲けと消費→価値ある経験
「食えるだけの仕事」から意味を感じる仕事へ、
忙しいだけの仕事から価値ある経験としての仕事へ、
勝つための仕事からともに生きるための仕事へ。
覚悟を持って選べば、未来は変えられる。
漫然と未来をむかえてしまうと、いつも時間に追われながらネットワーク上だけで仕事を進め、1日24時間、週7日休みなしで孤独にはたらきつづける生活を送ることになるかもしれない‥‥と。
未来を形づくる進化や変化についていけずこのような社会から閉め出されてしまうと、再度参加することはむずかしく、新しい貧困層の一員になるかもしれない‥‥。
こういった暗い未来ではなく、明るい未来を切り開くためには3つのシフトが必要だ。
1)広く浅い知識ではなく、専門的な知識を得ること。
前者のような知識はウィキペディアやグーグルといったテクノロジーからますます手軽に得られるようになるため、専門知識を身につけることこそが未来のじぶんの付加価値になる。
また、ひとつの分野だけでなく関連分野やほかの分野への知識もはぐくむことが重要になる。
2)ひとりひとりが競争するのではなく、協力してイノベーションを起こすこと。
協力し信頼しあえる人間関係を幅広く築き、そうした人たちとの共同作業によってイノベーションを起こすことができる。
3)はたらいて稼いだ賃金をほしいものにつかうことから幸福感を得るのではなく、はたらくことに情熱をかたむけ、そこから幸福感を得られるようになる。
低成長化がつづく先進国では、消費から幸福感を得ることやそれを仕事の目的とすることはもはや破綻状態にある。
この3つのシフトを意識的に行うことで、有意義なはたらき方を自ら選択できる。
http://www.1101.com/lynda/index.html
Lynda Gratton(リンダ・グラットン)プレゼン資料
「人生100年時代構想会議」が設置され2017年9月に首相官邸で会議が行われた。
メンバーに、リンダ・グラットンさんも参加されており、そのときのプレゼン資料です。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/dai1/siryou.html
Council for Designing 100-year Life Society
Lynda Gratton
Professor of Management Practice
September 2017
第1回 人生100年時代構想会議
2017年年9月11日(月)
の資料
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